読売新聞(10月7日)サンデー版に、「マイクロソフト包囲網」のタイトルで、オフィスソフトを取り巻くIT業界3強対立の記事が載ってました。所謂、Microsoft vs IBM vs Googleの戦いです。個人的に凄く興味があります。歴史は繰り返す!を、僕達は、生で見ることができる瞬間だからです。
記事の内容は、最近、GoogleとIBMが、Microsoftの主力製品オフィスと互換性が高いソフトウェアを"無料"で供給開始したことを1/3紙面を割いて特集している。世界市場で95%占有率を誇るマイクロソフト牙城を崩しにかかっている記事です。個人的に、ビルゲイツの栄華は終焉したと思っています。Microsoftの株式は上がる余地がないと思っています。歴史が繰り返されるリズムなんです。
IBMは、ロータス・シンフォニーというワープロ、表計算、資料作成ソフトを、今まで、140㌦/本で販売していたが、9月18日より無料配布に踏切った。狙いは、IBM主要顧客の囲い込みと、そこで獲得した顧客へのサービス展開にて利益を目論む。一方、天下のGoogleも、8月よりスターオフィスを無料配布している。ご承知、Googleは、すべてのサービスを無料配布しており、僕が使用しているブログも当然、無料。広告収入だけで収益を確立している。その伸びと将来性が市場で評価され、先日、ブログで書いたように、その株式時価総額は、Google>Sony+Hondaだから笑える。Googleが牙をむけば、Sonyなんか、株式等価交換等で手中に収めることも容易って事になる。
【なぜ、MicrosoftはOffice2007を有料販売し、IBM&Googleは無料配布できるのか?】
理由のひとつに、Microsoftは相当数の優秀なエンジニアを抱えソフト開発に精を出す。そのマンモスぶりが20世紀末のインターネット爆発の牽引となった。Windows95は度肝だった。っが、IBM&Googleは、オープンソース的な開発体制をとる。これは、ネットでつながれた技術者が共同開発するわけです。いわゆるWikipediaの世界で、こうしたら使いやすいのでは?こうしたら高速になる!って世界の技術者が有志でプログラミングする訳だからR&D費用はどちらが安い?
みんなもWindowsを使っていると思うけど、僕も、OSにWindowsXPを使っています。もうMicrosoftがヤバイことを裏付けるデータとして、そのWindowsの世界シェアが2/3なんです。他のOSが33%食い込んでいる訳です。Linaxって呼ばれるWindowsと同等の作業をするOSで、Open Sourceコンセプトで開発され無料配布されている訳です。これって、固定された既成概念をぶっ壊されて楽しい。だって、今までの僕達は、独占状態のMicrosoftのWindowsやExcelなんかのCD-ROMをショップで購入して、それを各自のPCへインストールしていた。まぁ、コピーでもしていた。そんな既成概念は古く、高速インターネットで各PCがつながった時に、インターネット経由で、あるサーバーにアクセスする。そのサーバーには互換性のあるMicrosoftモドキのOfficeが存在する。だから、ネット上でそのソフトを利用する。出来上がった資料は、自分のPCに保存する必要もなく、あるサーバー上に保存すれば、家じゃなくても、会社でなくても、旅行中のアメリカでもアクセス可能。どう?ヤバクない?
【なぜ、歴史が繰り返されるのか?】
1970年代はIBM天国だった。Microsoftなんかベンチャーだったし、IBMに食われても可笑しくなかった。IBMは、巨大メインコンピューターから小型PCの世界へ市場を拡大することを80年代に試みる。当時は魅力的な市場でなく、将来も不透明な小型PCの領域に莫大な投資をすることはリスク高かった。その為、CPUはインテルに依頼したし、OSはMicrosoftに開発を依頼した。インテルも、マイクロソフトもマンモスIBMにしたらチッチェー取引先に過ぎなかったが、90年代に小型PCの核となる機能(CPU&OS)を握られた事により、IBM-Thinkpadは、ただのビルドアップPCに過ぎず、付加価値は、ただの組立だけだった。IBMが中国メーカーLenovoへ売却したのは、当然の歩みとなった。20世紀末に、21世紀を予想したときに、Microsoftの牙城は崩せないと誰もが思った。21世紀は、小型PC時代だし・・・。ビルゲイツも既成ビジネスモデルに固執した感あるね。2007年になり、21世紀も既に7年が経過してみたら、あのIBMがメインコンピューター会社からソフト(サービス)重視の総合コンサルティグ会社に変貌し経常利益は絶好調。知らぬ間にGoogleがシリコンバレーからロケットの勢いで飛び出してきた。さて、この先、Microsoftは、この環境をどう打破するか?できるか?注目に値するね。
なぜ、歴史は繰り返すのか?それは、盲点に他ならない。70年代のIBMにしてみたら、新興小型PC領域は、将来を約束されないビジネスだし、巨額な粗利額を誇るメインコンピュータビジネスを縮小する訳にはいかない。これが、IBMの盲点。Microsoftは、優秀な技術者を囲い込み、いち早く市場にマッチしたソフトを開発・提供してきた。Windowsの普及率を見たら一目瞭然だけど、そのビジネスモデルが収益を生む。オープンソースの存在は承知のはず。しかし、巨大なR&D技術者を見捨てる事ができない。オープンソース技術者は、個々の力では、Microsoftの技術者集団には勝てない。だから、そのデビューソフトの出来映えを見たBill Gateは、笑ったと思う。敵ではない!っと思ったに違いない。それがMicrosoftの盲点。
こんな歴史の繰り返しは、他業界でも見ることができる。1970年代に日本車がアメリカ本土に輸出された時に、小さいし、品質悪いし、安いだけ!っとビックスリーのトップは見下した。本田が、カルフォルニア排ガス規制値を最初に突破しても、ビックスリーのトップは、小型車領域の市場規模を見て、魅力的な領域でないと判断するしかなかった。それが、ビックスリーの盲点。それから37年経過した今年、TOYOTAはGMを抜く勢いである。Lexusにて大型車領域をカバーするが、TOYOTAの主戦は、ハイブリッド車。 では、今のトヨタの盲点は?
一流企業のトップなんかは、東大でてるし、Harvardを主席で卒業するレベル。そんな秀才にとってみたら、この歴史の循環は、教科書で習っているし鉄則なんだけど、しかし、しかし・・・・。Sonyが、Walkmanを出した1970年は世界が愕然とした。本来、そのSonyがIpodを開発しなくてはならないのに、大不況だったApple社がそれを世に出した。Sonyも、そんな事は、気付いていたけど、できなかった。
って言う事で、僕レベルの生活に置き換えてみると、「あの時、大好きだった振られちゃった彼女と、今ならば、付き合えるかな?」ってなことを想像するけど、それは、「馬鹿じゃない!」って終わっちゃうんだろうね。いい?それが、盲点でもあるわけよ!!!!ばかだぁ!!! 最後に、Microsoft社の将来はない!って解釈する人もいると思う。僕分析では、5年間は苦しむと思う。っが、歴史は繰り返されるわけで、新しいビジネスモデルを引っさげて、Microsoftは、Microsoftで有り続けるのだと思う。それが何かが分からない。きっと、MicrosoftがYahoo、Ebayを買収しても全然駄目だと思う。Apple路線の後追いも全然駄目だと思う。IBMのようなサービス・コンサルティング路線も駄目だと思う。電話通信路線?AppleのIphoneは最高!現状思考回路では八方塞がりなんだけど、巨大エリート集団が危機意識を持った時、New Microsoft社の2幕が始まるときかな。次世代Vistaを無料配布した時に、新しいビジネスモデルが生まれるんだろうなぁ。大好きなMicrosoftだからこそ、5年後に期待したい!チュッ!
.
0 件のコメント:
コメントを投稿